眠いというか、瞼が重い
これはいったい、なんなのだろう。
わたしはもともとロングスリーパーぎみで、中高のころは12時間は寝ないと不調となり、ぼんやりとしてしまうタチだった。
社会人になってからはそんなに寝れる時間が取れるわけでもないから、睡眠をキープするだけでも難しいのだけど、それでもなんとか6時間ぐらいは眠れるように気をつけている。
ロングスリーパー「ぎみ」という曖昧な表現なのには理由がある。
不眠症「ぎみ」でもあるのだ。
寝つきが悪いし、朝、いつまでも起きられない。
つまり、「睡眠時間をおおく取らねばならない人種」ではなく、「睡眠の質が悪いから、じりじりゆっくり、たくさん寝なければならない人種」という可能性もあるのだ。
いったいどちらなのか、それとも、そのどちらでもないのか。
いろいろ調べてみても、どちらにも当てはまる部分、当てはまらない部分があって、いまいちピンと来ない。
このごろはとみに寝つきが悪く、ついでに朝早くに目が覚めてしまうことが続いていたから、わたしのなかでは「ロングスリーパー説」は下火で、「不眠症説」が有力視されていた。
ゆえにわたしは運動の機会を増やし、朝シャンから夜の入浴に切り替え、アロマオイルの導入、部屋の換気など、思いつくかぎりの熟睡のプランを試してきた。
同時に、導入したものがある。
快眠サイクルというアプリだ。
このアプリは、自分の睡眠における熟睡ぐあいをグラフにしてくれるものだ。
4月の末から使い始めて、おおむね3週間。
その信憑性はともかく、これを導入してから、とにかく寝ることが楽しくなった。
このアプリは目覚ましが入っていることもあって、基本、朝起きたら一番に目にするのが、このアプリの画面となる。
目覚ましを止めると、そこにはひとばんじゅうの自分の眠りのリズムが表示される。
このグラフは個人的には参考程度、と思っているのだけれど(明らかにここ起きてた…みたいな時間も寝てることにされたり、が、結構ある。逆に、ここ寝てたのになんでかグラフが動いているな…もある。それが「睡眠の質が悪い」状態なのかもしれない)それを見ていくのが楽しい。
過去のデータも見られるから、昨日、先週と比較することもできる。
さて話を本題に戻すと。
このごろは「不眠症」ではないかと疑ってきた私だったが、実はやっぱり「ロングスリーパー」なのでは?と疑い始めたのは、このアプリのおかげでもある。
アプリで逐一己の睡眠サイクルを見ると、おおむね床についた時間のトータルこそ7時間、8時間ぐらいあるのだが、そのうち眠れている状態は平均して4時間、5時間ぐらいなことが多かった。
これは「睡眠の質が悪い」状態だと思う。(たぶん…)
やはり不眠症がちなのかな、と考えていたのだが、まとまったグラフを順に見ていて気付いたことがあった。
どうも3日に1度は深々と熟睡できる日があるのだ。
そういったときは、平均して7時間ぐらいは眠れている。ように見える。
ふかく眠れたその朝、毎日これぐらい熟睡したいものだな~と思いながら通勤、出社したのだけれど、様子がおかしい。
眠りが浅い日よりも、あきらかに調子が悪いのだ。
寝すぎなのか?とも思ったが、どうも違う。
あくまで「眠りが浅い日に比べれば不調」であり、その「眠りが浅い日」というのもたいてい不調なのだ。
不調な日よりもより不調、というべきその状態は、寝すぎでぼんやりしているのとも、ちょっと違う。
明らかに睡眠時間が足りていなくて、脳がぼーっとしてしまい、なんの仕事も手につかなければ、考えねばならないことも考えられなくなってしまう。
これこそが「眠いというか、瞼が重い」という異常ステータスである。
まあ、それは、いま現在のことでもあるのだけれど。
パソコンの画面を見続けることができず、仕事に支障をきたしまくっている。
いまこれを打っている最中、毎秒ずーーーっとまばたきをしていれば多少連続して画面を見続けられることに気がついたのだが、それでも視界は遮られるし、エネルギーや意識も使うので、けっこう効率が悪い。
思えば、たっぷり熟睡したはずの今日の朝でも、寝起きの感想は“よく寝た”ではなく“もっともっと寝たい!”という欲求だった。
というところから、やっぱりロングスリーパーなのか…?という疑いが顔をもたげている。
単純に疲れているのかもしれないし、特に四六時中パソコンを見ている必要のある仕事だから、目のダメージは相当だと思う。
もしかしたら、ごくふつうに、そういった目のまわりの話かもしれない…。
しかし、眼科にかかってもらった目薬を使って、毎日マッサージもして、ホットアイマスクをして、ブルーベリーのサプリを欠かさず飲んでいてこれとは…つらい。
今日から目の体操もやっていこうかな…。
あまり目を伏せていたりするとサボっているようにみられるので(パソコンと向き合っていないとサボりとみなされがち…)それはなかなか難しいのだけれど、人目を盗んでそれもやっていきたいところ。